安倍晴明公の生誕1100年記念。「三輪素麺」を満月の日に限り製麺した「月糸」をご紹介

疫病や飢饉、権力争いが多かった平安時代に陰陽師として活躍した安倍晴明。テレビやゲームのキャラクターとしてご存じの方も多いと思いますが、先が見えない不安な世相を反映し、現在再び注目されています。2021年は、その安倍晴明が生まれて1100周年。晴明ゆかりの地である奈良県桜井市の「安倍文殊院」により、生誕を記念して三輪素麺「月糸」が作られました。

ここでは、安倍文殊院と安倍晴明とのつながりと、満月の日にだけ製麺される特別な三輪素麺「月糸」の魅力に迫ります。

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安倍文殊院と安倍晴明公について

安倍文殊院

安倍文殊院は、「三人寄れば文殊の知恵」の格言で有名な文殊菩薩が本尊のお寺です。受験生の合格祈願や学業成就、厄除け魔除け祈願で、毎年多くの人が全国から訪れます。7世紀大化の改新後、左大臣に就任した安倍倉梯麻呂が、安倍一族の氏寺として建立。安倍晴明もここで生まれ、天文学や陰陽道の修行に励んだと言われています。

安倍文殊院

華やか文化が栄えたと同時に、権力争いや疾病、飢饉に悩まされた平安時代。安倍晴明は、天体の動きを観察して宮廷の吉凶や異変を言い当て、霊能力と呪術で悪霊や災い事を祓いました。

陰陽師というと、オカルトやスピリチュアルのような印象を受けますが、国家公務員にあたる宮廷の総務を取り締まる役職を与えられ、当時の貴族や天皇からいかに信頼を集めていたかがわかります。コロナウィルスの世界的流行により、疫病よけの妖怪「アマビエ」が注目された今の日本と通じるものがありますね。

安倍晴明公の生誕1100年を記念して「月糸」が作られました

2021年に安倍晴明の生誕1100年を記念して、安倍文殊院は奈良県名産の三輪素麺「月糸」が生まれました。ここではその「月糸」の魅力に迫ります。

月糸

奈良名産・三輪素麺とは

大神神社

三輪素麺は、奈良県桜井市にある三輪山の大神神社が発祥です。約1200年前、飢饉と疾病に苦しむ人々を救おうと、大神神社の初代宮司の子孫にあたる狭井久佐の次男が祈願したところ、神の啓示を受けました。啓示通り、三輪の地で小麦を栽培し、湧き水でこね延ばした縄状のめんが素麺の起源と言われています。鎌倉時代に中国から製粉技術がもたらされ、現在の糸状の麺へと進化し、三輪素麺として江戸時代に全国的に広まりました。

三輪素麺
写真提供:小西勇製麺所

三輪素麺の特徴は、機械化を取り入れながらも、生地を延ばす行程は手仕事であること。包丁を一切使わず、生地を2本の管にかけて、2日がかりで細く細く引き延ばします。この伝統的な手延べ製法により、三輪素麺ならではの弾力のあるコシを生み出しています

伝統的な製法で素麺を作る「小西勇製麺所」について

小西勇製麺所
写真提供:小西勇製麺所

三輪素麺「月糸」を作るのは、三輪山のふもとにある小西勇製麺所です。創業約1世紀の老舗製麺所で、添加物は一切使わず、伝統的な手延べ製法による素麺を製造しています。麺師たちの勘と熟練の手延べ技術で作られた昔ながらの素麺は、地元の人のみならず、全国にファンがいるほど。中には、年に1度製麺所に訪れ1年分の素麺をまとめ買いする人もいます。

小西勇製麺所の三輪素麺
写真提供:小西勇製麺所

小西勇製麺所の素麺には、三輪素麺工業協同組合による厳密な基準を満たした製品にのみ与えられる「鳥居マーク」の帯が巻かれ、確かな品質を示しています。

三輪素麺の製法で満月の日に限り製麺される「月糸」の紹介

満月

「月糸」が他の三輪素麺と違う特別な点は、満月の日にかぎり製麺されることです。満月は昔からエネルギーに満ち溢れた日とされてきました。仏教でも悟りであり仏の心とされ、安倍文殊院では満月の日に観月法要を行ってきました。そんな満月の日に小西勇製麺所で作られた「月糸」は、文殊菩薩の御宝前で安倍晴明の加護を受けるよう願いがこめられます。特別なパワーが入った「月糸」は、おなかだけでなく心も満たしてくれるでしょう。

ホテルでは特別ランチの「月糸御膳」を、公式通販サイトの「りぞけっと」でお取り寄せしてご家庭でも

月糸

満月パワーがつまった三輪素麺「月糸」を使った料理「月糸御膳」は、当ホテルで味わえます。和食料理長が「月糸」のために開発した特別なメニューとなっていますので、橿原までお越しの際は是非ご賞味ください。

また、ダイワロイヤルホテルの公式通販サイト「りぞけっと」では、オンラインでの購入ができます。奈良県になかなか行くことができない方も、お取り寄せしてご家庭で「月糸」が楽しめます。

月糸

「月糸」は、文殊の月糸と清明の月糸の2種類。文殊の月糸は、三輪素麺の全生産量の10%未満しか作られていない極細素麺で、月のように優しく輝くプラチナ色の帯で巻かれています。清明の月糸は、魔よけの色とされる赤い素麺で、解毒作用があり魔よけの植物と言われる紫蘇(しそ)を練りこんでいます。それぞれ9束セットで木箱入り。両方味わいたい人向けに、文殊の月糸5束と清明の月糸4束が入ったセットもあります。

【安倍晴明公生誕1100年記念】 月糸 - 満月の日に限り製麺される三輪そうめん - 3種セット/りぞけっと THE KASHIHARA

先行きがなかなか見えにくい状況にある現在で、安倍晴明や妖怪が再び注目されるのも当然のことかもしれません。平安時代の貴族や庶民も、見えないものの力を借りて大きな災いを乗り越えてきました。こんな時だからこそ、1100年前に思いを馳せながら三輪素麺「月糸」を味わってみてはいかがでしょうか。

「月糸」は、ダイワロイヤルホテル THE KASHIHARAのオンラインショップ「りぞけっと」から注文可能です。ぜひご賞味あれ。

りぞけっと/THE KASHIHARA

 
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