志賀町特産の干し柿「ころ柿」作り本格化―――という新聞記事が目に留まりました。
例年、志賀町の「ころ柿」は11月下旬から出荷が始まり、12月いっぱいで出尽くしてしまいます。当ホテルの売店でも販売予定ですが、市場に出回る時期が1か月程度と短いので、お買い求めはお早めに♪
秋、町内を走行していると低く剪定された柿の木が数多くご覧になれます。
これはもちろん、収穫しやすいように‥‥とのことですが、勝手に採られる心配はないの?
まぁ、この柿は“渋柿”なので、そのままでは食べることができません( ̄▽ ̄;)
渋柿は“甘柿”に比べ、糖度自体は高いのですが、渋抜きをしないと‥‥とてもじゃありませんが、口にできません。ちなみに、日本各地でも“干し柿”は作られていますが、志賀町の「ころ柿」には『最勝柿』と呼ばれる干し柿専用種です。
志賀町の「ころ柿」には『枯露柿』という漢字が当てられることが多く、その由来は“枯”れ草に“露”が降りる晩秋の頃に作られているから、という説と―――天日乾燥させる際には“コロコロ”転がし、まんべんなく日や風が当たるよう吊るす場所も“コロコロ”変えていたから、という「転柿」説とがよく言われています。
©石川県観光連盟
皮をむいて実を結び、竿に吊るされた柿が―――出荷前のこの時期には、この“橙色のカーテン”が町内にある多くの作業小屋で見ることができます。
すべてが手作業で行わる「ころ柿」は、農家の人たちの気持ちがしっかり濃縮された“優しい”味ですよ!
©志賀町
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