前回のつづき‥‥
自転車専用道の【一般県道羽咋厳門自転車道線(通称:羽咋健民自転車道路)】を北上します。
「高浜バスターミナル」から約400メートル進むと≪志賀町役場≫が、さらに約100メートル進むと≪アクアパーク シ・オン≫が、そして約300メートル進むと分岐点が見えてきます。
この辺りは志賀町末吉(すえよし)地区で、≪北陸鉄道能登線≫の駅名は末吉駅として開業後、『志賀町駅』に改称されました。
現在の「高浜バスターミナル」周辺の当時は≪羽咋郡高浜町≫で、末吉地区は≪羽咋郡志賀町≫と別の行政町だったので、『志賀町』を名乗っていたんだと思います。
さて、≪石川サンケン志賀工場≫の間を抜けて進むと、田園風景が広がります。この日は8月24日、稲刈りは9月のシルバーウィークの頃です。
その昔‥‥安土桃山時代には末吉地区には「末吉城」という山城があり、能登国守護畠山氏の家臣が居城し、前田利家が能登に入国するとその家臣が城主になりました。
そして松本清張の代表作「ゼロの焦点」にも『末吉』という地名が出てきます。禎子さんの夫‥‥の内縁関係にあった田沼久子さんの故郷として。
河川改修工事に伴い、志賀町清水今江地区で一旦STOP(^^;迂回しましょう。
ちなみに、迂回は先述の≪石川サンケン志賀工場≫の手前を「米町(こんまち)川」へと回ります。
米町川は志賀町を含む1市5町を流れる二級河川で、地元では「冬の雷雲は米町川を駆け上がる」と言われています‥‥日本海側の落雷日数は冬季が多く、日本海上で発生した雷雲は季節風で陸上にやって来ます。
米町川は現在も河川整備中ですが、整備後の区域は≪河川管理用通路≫ができ、朝夕には散歩をする地元の方がよく見られます。
そして、この米町川の近くには【高山右近記念公園】があります。キリシタン大名・高山右近の銅像が建っている広場になっているのですが‥‥なぜ、志賀町に!?
つづく……