2020年5月10日 (日)

能登で散歩(#^.^#)千里浜の“砂”はどこから来たの?

お日にちによっては乗馬クラブの皆さんが優雅にお散歩しています(^^

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Img_0449(2017年9月3日撮影)

ホテルから車で約25分、車で波打ち際を走ることのできる【千里浜なぎさドライブウェイ】は‥‥2050年頃には消滅してしまう、と言われています。

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年平均で約1メートルも浸食、砂浜が後退しています。

延長約8キロメートル続く海岸線の中でも、のと里山海道「千里浜インターチェンジ」付近の砂浜は幅92メートル⇒43メートルと半分以下になっているそうです。

Img_6819(2019年7月4日撮影)


浸食の原因として、海からの砂の供給が少なくなっている、などの諸説があります。

千里浜海岸の形成には、【山】白山と【川】手取川と【海】対馬海流の3つが関連していると言われ‥‥白山からの土砂が ⇒ 手取川などの河口から日本海に流れ出し ⇒ 細かな土砂は沖まで漂い ⇒ 対馬海流によって北上します。

Img_6513(2019年5月25日撮影)


羽咋市滝町や羽咋市柴垣町、志賀町大島、志賀町安部屋などにある小さな【岬】にぶつかり、堆積したものが砂浜として形成されました。

Img_6839(千里浜から北向きに撮影、2019年7月4日撮影)


以前にもご紹介しましたが、柴垣~甘田海岸では “浸食・堆積作用” を測定するための『ボトル・リング法』と呼ばれているボルト(金属の棒)が砂浜に刺さっていますので、足元にはお気を付けください。

Dsc_1367(2020年4月9日撮影)


さて、千里浜が消える‥‥と言われている中、約5年前になりますが2015年5月上旬に手取川支流の上流で大規模な地滑りが発生。

その濁水は上水道や農地、水田、そして河川や海域の魚介類に影響を与え、県内でも大きなニュースとなっていました。

Img_6135(白山市吉野地区を流れる手取川にて、2019年4月21日撮影)


この地滑りは、昨2019年の千里浜海岸の調査で、砂浜の幅が平均10メートル回復し、1994年調査時の状態に戻った原因の一つとも言われています。


この砂は白山からの贈りもの、なんですね。

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#千里浜 #千里浜なぎさドライブウェイ

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