皆さんこんにちは、日中はだいぶ気温も上がり
差し込む日差しも、少しまぶしさを感じるほどになりました。
さて今回は、甘党男子が、日本で最初に世界遺産として登録され、
当ホテルから車で40分程の春風香るの斑鳩(いかるが)地域をご紹介します。
まず最初は、世界遺産『法隆寺地域の仏閣群』を構成するお寺の一つに登録されている法起寺。
当ブログでも秋のコスモスを紹介しましたが、今は遠くで鳴くウグイスの声と共に、
小さなタンポポが春を待ちわびていたかのように咲いています。
去年の秋は藤原京跡など、コスモスの名所は蜜を避けるためか、
コスモス畑はお休みという所が多かったのですが、
法起寺さんのコスモスは、いつもどうり元気に咲いてくれました。


法起寺から法隆寺へ向かう昔情緒漂う小路。
水仙やユリなど、四季をとおして地域の方が大切に育てたお花が、
美しく咲いています。
法隆寺地域はお寺だけでなく、その周辺も昔ながらの風情を保っています。
是非、散策してみて下さい。

次にご紹介するのは、法隆寺や法起寺のある斑鳩から車で15分程、
お隣り大和郡山市の矢田山中腹の松尾寺。
車でもエンジンの音も高鳴る急な坂道を登り、山門から続く石段を上れば、
周囲の緑と調和した本堂と三重塔が凛とたたずみます。
春から初夏にかけて、カサブランカやバラが美しいお寺。
思わず息を飲む圧巻の景色です。



絢爛で美しい花々の咲くお寺をご紹介しましたが、
次は静寂のなかに、日本の庭園美の真髄に触れる事のできる寺院が、法起寺さんから車で10分。
大和郡山市小泉の慈光院です。

かつて、小泉藩片桐家の藩庁が置かれた大和小泉。
片桐家と言えば、関ヶ原の合戦以降、豊臣秀頼と淀君の側で豊臣家を存続させようと腐心した初代藩主片桐貞隆の兄、片桐且元(かたぎり かつもと)を思い浮かべます。
歴史好きの方なら、時代ドラマでは良く知られた戦国武将。ご存知の方も多いのでは。
慈光院さんは以前の当ブログの飛鳥鍋のコーナーで、石州めんをご紹介しましたが、
お座敷でいただく、お抹茶と片桐家の家紋を形どったお菓子を、是非味わって下さい。
5月のツツジの季節は特に美しく、いつまでも眺めていたい景色です。



お寺巡りで小腹が空いたら、みたらし団子はいかがですか?
法隆寺から歩いて10分程、地元の方に愛されている隠れた名店
「田村みたらし店」
甘じょっぱいたれが絡み付くみたらし団子と思いきや、
ここのみたらし団子は醤油味。
一本いっぽんを丁寧に香ばしく焼き上げ、店内には醤油の香りが漂います。
地元の方は30本、50本と買っていかれる方も多いとか。
一本80円(写真と以前のもの)、法隆寺地域を訪れたら、是非立ち寄ってみて下さい。


最後にご紹介するのは、斑鳩町のお隣、安堵町にある天然酵母パンとケーキ・クッキーの店
樸木(あらき)
田舎の一軒家を思わせる趣のあるたたずまい、センス良く植栽が配置されたガーデンには、
今の季節はローズマリーやミモザの花が美しく咲いています。
店内には、できるかぎり安全な材料を選び、素朴でシンプル
でもちょっとくせになる、そんなケーキやパンが並びます。



最近は新しい紙幣の人物がよく話題になりますが、
逆に今の福沢諭吉の前の一万円札の人物であった聖徳太子。
十七条の憲法など、我が国の律令制度の基礎を築いた功績ははかり知れません。
今年はその聖徳太子の没後1400年の節目の今年、
ゆかりのあるこの地を訪れてみてはいかがでしょうか。
