奈良はいま、一年で最も美しい季節を迎えています。
桜の花も県内の名所はほぼ満開。
今シーズン最後となる桜の花便り、
最後にご紹介するのは、桜井市の聖林寺です。
長谷寺や安倍文殊院といった有名寺院が多い桜井市、
市内から車で10分ほど走った山あいに、静かにたたずむ花の御寺です。
駐車場に車を停めて、参道の小道を上がれば満開の桜、そして椿やスイセンが参拝者を迎えます。
石段を上がり門をくぐると、可愛らしくも珍しいお花の瓦が天を仰ぎます。
この日はあいにくの空模様でしたが、
色とりどりの花々が咲き誇り、来る人の目を楽しませています。
国宝の十一面観音菩薩をお祀りし、
安産・子授け地蔵のお寺『聖林寺』
比較的小さいお寺ゆえ、あまり多くの人が一度に訪れる事は少なく、
じっくりと観賞できるお寺です。
奈良には、お花が美しく咲く小さな寺院が数多くあります。
桜の次は牡丹、そしてシャクナゲ、紫陽花とうつろいゆく四季と共に
折々の花々が見頃を迎えていきます。
奈良はいま、一年で最も美しい花の季節を迎えています。