街の木々もわずかですが、黄色みを帯びてきた気がします。
法起寺のコスモスのピンク色、曽爾高原の金色のススキに続く、奈良の秋色第3回の今回は、
赤や黄色が美しい奈良東大寺の紅葉と、いよいよ今年も始まった『正倉院展』についてお届け致します
お出かけの予定日に紅葉の見頃とピッタリ合うのかというのは当日の天気の具合と共に気になるところですよね
奈良公園の紅葉の見頃は、毎年11月中旬なんですが・・
ちなみにこれからご紹介する画像は、去年2018年の11月11日でほぼ見頃という感じでした。
ここは、大仏殿裏手の『講堂跡』
いまは建物は無く、礎石のみがいにしえの時代の壮大な遺構をいまに伝えています。
奈良公園や東大寺と言えば秋の観光シーズンのみならず、一年を通して世界中から多くの観光客でにぎわう場所なんですが、
大仏殿裏の講堂跡や大仏池の近くは、紅葉の見頃の時期でも人影はまばらで、静寂のなか時おり聞こえる鹿の鳴き声や、
吹き抜ける風が鮮やかに染まった木々の葉を揺らす音が本当に心地よく、わたくし甘党男子がオススメする隠れスポットなんです。
大仏殿から正倉院へと続く道には、ひときわ色鮮やかなもみじが目に入ってきます。
毎年この紅葉の色づきは比較的早く、『まだ紅葉には早かったな~』と思っても、この木を探してみて下さいね!
そして、この時期忘れてはいけないのが、『正倉院展』
毎年この時期だけ、奈良国立博物館で正倉院の秘宝が一般公開され全国各地から「毎年来る!」とうファンも多くいらっしゃいます。
特に土日の混雑は入館まで2時間以上の待ち時間は当たり前・・時間に余裕をもってお出かけ下さい。
私のオススメの時間は月から木曜日の夕方の時間!去年は夕方4時に行って30分くらいの待ち時間で入館できました。
ただ、金・土・日・祝日は通常は18時閉館ですが20時まで空いていますよ。
写真の建物は明治27年に完成した、奈良国立博物館のなら仏像館。
100体以上の仏像が鑑賞できる国内随一の博物館です。是非訪れてみて下さい。
正倉院展の入場口はこの反対側にある建物。チケットだけでも事前に購入しておくと待ち時間の短縮になりますよ。
あと宝物が収められていた正倉院は外構のみ見学できる事をご存知でしたか?
正倉院の外構は通常は、平日しか公開されていませんが、正倉院展の時期だけは、土日も公開されています。
小学校で習った?『校倉造り(あぜくらづくり)』の見学もお忘れなく!
今年の正倉院展は11月14日(木曜日)まで。錦秋の奈良へ是非お越し下さい。