うずしおクルーズの楽しみ方を解説!オススメの時期や時間帯
2023-02-28
さまざまな見どころがある淡路島で「うずしおクルーズ」に行ってみたいという方に向けて、うずしおクルーズの魅力や、クルーズ船のオススメポイントなどについて解説します。本記事を参考にして、大迫力のうずしおを見にぜひ訪れてみてください。
画像提供:うずしおクルーズ
淡路島の人気スポット!うずしおクルーズとは?
画像提供:うずしおクルーズ
淡路島に旅行したときに、ぜひ行きたいのが「うずしおクルーズ」です。うずしおクルーズとは、兵庫県南あわじ市と徳島県鳴門市にはさまれた鳴門海峡で、クルーズ船から大迫力のうずしおを楽しめる珍しい体験アトラクションです。この周辺の海域は、わかめや鯛など豊富な海の幸を獲られることでも有名で、海峡の幅は約1.3km、深さは最深部で約80mとされています。
通常、満潮と干潮は約6時間の周期でやってきます。しかし、鳴門海峡は地形が特殊なため、満潮と干潮がすぐそばで存在するのが特徴です。たとえば瀬戸内海側が満潮、太平洋側は干潮となり、境目となる海面の落差は、大きいときには約1.5mにもなります。この落差が非常に速い潮流を生み出し、潮流が速ければ速いほど大きなうずとなって現れます。大潮のタイミングで出現する、直径約20mにもなる大うずが轟音と水しぶきをあげるさまは、他では見られない特別な景色です。
鳴門海峡のうずしおクルーズでは、福良港から出発して約1時間のコースを回り、うずしおのかなり近くまで接近できます。クルーズ船は大型タイプのため揺れが少なく、子供から大人までどなたでも乗りやすくオススメです。帰路でも絶景を楽しめるとあって、淡路島旅行の素敵な思い出を作れるでしょう。
どっちに乗船する? 2つのクルーズ船を比較!
うずしおが見られるクルーズ船は、現在「咸臨丸」と「日本丸」の2隻があります。ここではそれぞれの特徴について紹介しましょう。
咸臨丸
画像提供:うずしおクルーズ
咸臨丸は、かつての蒸気帆船を再現した、レトロ感あふれるクルーズ船です。約25年間クルーズをつとめた初代咸臨丸の後、2021年3月からは、新しい咸臨丸が鳴門海峡を往来し、うずしおクルーズを提供しています。
咸臨丸は、主に3つのポイントで人気を集めています。1つめは「デジタル・アトラクション」です。床と壁に連続して設置された大迫力のスクリーンに、ドローンで撮影した映像が投影され、空中から眺めるように淡路島の名所を楽しめたり、タッチスクリーンで鳴門海峡に生息する魚を観察できたりするコーナーが人気です。咸臨丸の歴史やうずしおのメカニズムを学べるデジタルサイネージもあります。
2つめは、「ユニバーサルデザイン」です。足の不自由な方や子供連れの方でも快適に乗船しやすいように、バリアフリーや多目的トイレ、キッズコーナー、授乳室などが設けられています。そのため、咸臨丸はとくにファミリー連れにオススメです。
3つめは、重厚な雰囲気でVIPの接待にも使える「貴賓室」です。18名までの貸し切り利用も可能なので、他の人を気にせず、家族や仲間だけでゆったりと過ごせます。
船内の内装や家具はシックな仕様で、クルーズ気分を盛り上げてくれるでしょう。貴賓室以外の客室も冷暖房が完備されているため、どの季節でも快適です。振動や騒音の少ない仕組みが導入されているため、船の揺れが苦手な方でも乗りやすいでしょう。エンジンなどに使う物質を環境負荷が少ないものに切り替えて運行されているなど、人も自然にも配慮したクルーズを楽しめます。
日本丸
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うずしおクルーズでは咸臨丸のほかに、日本丸も運航しています。1930年に神戸で就航した「初代日本丸」の任務を引き継ぎ世界中を航海している練習用帆船「日本丸」のデザインをイメージして造られたレプリカ船が、うずしおクルーズの「日本丸」です。歴史を感じさせるクルーズ船日本丸は、美しい白の外観がとても印象的で、幅広い世代に人気があります。
外装のみならず、内装にもこだわりのポイントがあります。アッパーデッキでは、250席の立ち席が設けられており、鳴門海峡の気持ちよい風を存分に感じられるでしょう。その下階のメインデッキでは、木のぬくもりが感じられるベンチ席や、やわらかな雰囲気のファブリックでゆったり座れるイス席が、合計128席設けられています。立ち席で、窓の外の景色を楽しむことも可能です。
日本丸では、さらに下の階にあるアンダーデッキも人気のエリアです。ここには畳のお座敷が148席あり、手足を伸ばしてクルーズをのんびり楽しめます。赤ちゃん連れの方でもゆったり過ごせますね。このように各々好きなスタイルで快適にクルージングしたいなら、日本丸もオススメです。
うずしおクルーズのオススメ時期・時間帯
鳴門海峡の巨大なうずしおは、いつでも見られるわけではありません。できるだけ大きなうずしおを見たいなら、大潮となる春と秋の時期がオススメです。特に3月下旬から4月下旬あたりになると、大迫力のうずしおに出会える可能性が高まるでしょう。
また、うずしおクルーズの公式サイトにある「時刻表ページ」では、「期待度」としてオススメの時間帯を確認できます。これから訪れる方は、計画を立てる際にぜひチェックしてみてください。
うずしおクルーズは船酔いする?
画像提供:うずしおクルーズ
うずしおクルーズは楽しみでも、船酔いが心配という方もいらっしゃるかも知れません。船酔いしてしまうと、せっかくのうずしおも満足に見られないおそれがあります。今回紹介したクルーズ船はどちらも大型で、安定感があるためそれほど揺れることはないと考えてよいでしょう。ただ、風の強さやその日の天候などによっては、多少揺れ方は変わってきます。また、自分の体調があまり思わしくない場合は、少し揺れただけでも船酔いしてしまうことも考えられます。
そのため、もし船酔いが不安であれば、念のため酔い止め薬を飲んでおくなど、個々に対策しておくと安心です。船内で薬の販売はしていないので、自分に合った薬を事前に用意しておきましょう。
うずしおクルーズの料金・割引情報
ここからは、うずしおクルーズを体験するために必要な料金や、割引情報について紹介しましょう。
個人と団体で、料金が異なります。個人の料金では、中学生以上の大人が2,500円(税込)で、第1種身体障がい者及び第1種知的障がい者の認定を受けている方と、その介護者の方は、半額の1,250円(税込)になる割引があります。
小学生は子供料金で1,000円(税込)です。ただし、安全上の理由から子供だけの乗船はできません。子供料金にも障がい者割引があり、半額の500円(税込)になります。
小学生未満は幼児料金が適用されます。大人1名につき1名無料です。たとえば、大人が1名で幼児が2名の場合は、大人の人数を超えた1名分は子供料金です。
団体料金は大人15名以上で1割引の2,250円(税込)、大人100名以上で2割引の1,000円(税込)になります。子供料金は15名以上で1割引の900円(税込)になり、100名以上でも変わらず900円(税込)のままです。幼児は大人1名につき1名無料で、大人の人数を超えると子供料金がかかります。また、学校単位の利用で適用される学校団体割引は、15名以上で3割引です。
※執筆時の料金体系のため、変更になっていることがあります。詳細は、公式ホームページで確認してください。
うずしおクルーズの予約方法
翌日以降の乗船は、公式サイト内にある「インターネット乗船予約」から、お手持ちのデバイスで予約できます。ただ、サポート期間が切れたOSでは利用できないこともあるため、その場合は最新のブラウザにバージョンアップするなどの対応が必要です。インターネットを利用した予約申し込みがうまくいかないときは、電話で問い合わせをしましょう。
なお、オンライン予約した場合の支払いは、以下のICチップ付きクレジットカードのみとなっています。
VISA、Mastercard、JCB、Diners Club、American Express
うずしおクルーズの施設情報
住所:兵庫県南あわじ市福良港 うずしおドームなないろ館
アクセス:Hotel & Resorts MINAMIAWAJIからうずしおクルーズまでお車で約10分
電話番号:0799-52-0054
営業時間:9:00〜17:00
定休日:年中無休
料金(個人):
・大人:中学生以上 2,500円(税込)
・子供:小学生 1,000円(税込)
・幼児:小学生未満 大人1名につき1名無料
※大人の人数を超えた分は子供料金
※団体料金は上記と異なるため、公式サイトをご確認ください。
公式サイト:うずしおクルーズ
その他:チケット販売窓口と乗り場は「道の駅 福良」の敷地内にあります。
まとめ
うずしおクルーズはダイナミックな大うずを間近で見られるとあって、子供から大人まで大人気の観光スポットです。淡路島旅行でうずしおクルーズにお出かけの際は、すぐ近くのリゾートホテル「Hotel & Resorts MINAMIAWAJI」へぜひお越しください。